2016年2月15日月曜日

平成27年度防災シンポジウム開催

仲谷理事
2月12日(金)午後2時より大阪市立社会福祉センター第1会議室において『平成27年度防災シンポジウム~災害時相互応援協定から見えてきた成果と今後の課題~』を開催いたしました。

最初に市老連 仲谷理事の挨拶の後、株式会社イオタ 村上氏より災害時相互応援協定 モデル事業の今年度の実施経過について説明をしていただきました。


 村上氏
次に平成27年度モデル区として取り組んでいただいた生野区と東淀川区の取り組み発表がありました。

生野区からはグループ長となられました特別養護老人ホーム インパレスみのり苑の藤田介護課長より生野区の特性や1年間の取り組みから見えてきた課題を発表していただきました。


 藤田介護課長



 東淀川区からはグループ長になっていただいた特別養護老人ホーム ジュネスの政田施設長の発表がありました。水害の可能性が高い東淀川区の特徴や今年度取り組んできた訓練の様子を詳しく説明して頂きました。
2区どちらの発表からもこの1年間の訓練や取り組みによって、施設間同士が顔の見える関係になり、横の繋がりができたことを高く評価しておられました。

 
 政田施設長

 後半には一般社団法人 地域防災支援協会の代表理事 三平氏をコーディネーターに、大阪市危機管理室から木村防災担当課長代理にもご参加いただき、先にご登壇していただいた3名と共にシンポジウムを行いました。施設間・地域・行政の防災の連携や災害が起きる前に出来ることなどを意見交換していただきました。



最後に、三平代表にご登壇いただき「施設相互連携の意義と活用」と題し、ご講義をいただきました。なぜ防災対策を進めるべきなのか、他都市の事例も紹介していただきながら、ご説明くださいました。


三平代表
今回のシンポジウムでは今年度市老連で取り組んできた災害時相互協定の総括を行うことができました。1年間を通じた訓練と振り返りで見えてきた課題もたくさんあります。施設間だけでなく、地域や行政と連携をすることも重要な課題の一つです。今回は大阪市危機管理室や各区役所の防災担当者もたくさん参加してくださいました。誠にありがとうございました。





災害はいつ起きるか分かりません。災害に対して強い施設・地域づくりを今後とも進めていきたいと思います。次年度は「都島区・旭区」「平野区」をモデル区として取り組んで行く予定です。これからも皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。市老連 v(^-^)v


日時:平成28年2月12日(金)午後2時~4時30分
場所:大阪市立社会福祉センター 3階 第1会議室
講師:株式会社 イオタ 村上 博氏
   特別養護老人ホームインパレスみのり苑 介護課長 藤田 和彦氏
   特別養護老人ホームジュネス 施設長 政田 省一氏
   一般社団法人 地域防災支援協会 代表理事 三平 洵氏
   大阪市危機管理室 災害担当課長代理 木村 賢次氏
参加者:53名
行政参加者:21名