2026年7月1日水曜日

大阪人間科学大学「認知症ケア」伝え隊 登壇報告

令和8年6月29日(月)⛅

大阪人間科学大学🏫登壇いたしました。 

今回の授業では、「認知症の人の気持ちを知り、関わり方を考える」をテーマに、体験を交えながら学んでいただきました。


 


① アイスブレイク

まずは、フラフープを全員で指の腹に乗せ、水平を保ちながら床まで下ろすゲームに挑戦しました。

一見簡単そうですが、息を合わせることが難しく、学生の皆さんは大盛り上がり。笑顔あふれる楽しい雰囲気の中でスタートすることができました。


② ストレングスとリフレーミング

「自分の強みをいくつ言えますか?」

この問いから始まり、自分自身の強みや弱みに目を向けてもらいました。

また、「頑固」という言葉を「意志が強い」と言い換えるように、物事を違う視点から捉える「リフレーミング」も体験していただきました。

認知症ケアでは、できないことや課題に目を向けるのではなく、その人の強みやできることに目を向ける視点がとても大切です。


③ 認知症体験①(否定体験)

認知症のある方は、記憶障害などにより同じことを何度も話したり、「ご飯を食べていない」と訴えたりすることがあります。

そのたびに「さっき食べましたよ」「何回も言いましたよ」と否定され続けると、本人は安心できず、不安やストレスが増してしまいます。

体験を通して、「否定され続けることのつらさ」を学生の皆さんに感じていただきました。


④ 認知症とは・事例検討

事例をもとに、「相手はどのような気持ちだったのか」「どのような言葉をかけてもらえたら安心できるのか」をグループで考えていただきました。

学生からは、

「まずは同調してほしい」

「気持ちに共感してもらいたい」

という意見が多く聞かれました。

これは認知症のある方だけではなく、私たち誰もが望んでいることではないでしょうか。


⑤ 認知症体験②

認知症の方の世界を疑似体験することで、不安や戸惑い、苛立ちなど当事者の気持ちを知ることができ、より一層どのように寄り添えばいいかを体験できたのではないでしょうか。


⑥ 体験談

実際の支援現場での経験もお伝えしました。

帰宅願望が強く、「もう帰らないと」と何度も訴えられる方に対しても、ただ止めるのではなく、その方の思いに寄り添い、安心できる声かけを行うことで、落ち着いて過ごしていただけた事例を紹介しました。

「認知症だから仕方ない」と決めつけるのではなく、私たちの関わり方一つで相手の表情や行動が大きく変わることをお伝えしました。


⑦ まとめ

認知症ケアで大切なのは、「何を言うか」だけではなく、「どのような気持ちで相手に寄り添い語りかけれるか」です。

相手の思いを受け止め、否定するのではなく共感すること、できないことではなく強みに目を向けること。

今回の学びが、学生の皆さんに今後さまざまな人と関わる中で、「その人らしさ」を大切にできる支援につながれば幸いです。

 市老連(^_^)v



日時:令和8年6月29日(月) 午後1時~午後2時40分
会場:大阪人間科学大学
参加:30名