令和7年8月20日(水)PM3:00~
大阪市立社会福祉センター第3会議室にて 「第105回ケアハウス委員会 リスクマネジメント研修会」が開催されました。
今回は講師に、ふくろう法律事務所 弁護士 松宮良典氏をお迎えし『ケアハウスにおけるリスクマネジメントについて』をお話しいただきました🎤
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講師:松宮良典 氏 |
『弁護士と学ぶ軽費・ケアハウスの事故事例』の冊子と、レジュメに沿って講義が始まりました。
まずは要介護者ご本人の意思を尊重しつつ介助するにあたり、常にリスクを予見し少しずつ経験を積んでいくのが大切。
意志を書面に残すのも大切。言葉で伝える時も、同じ内容でも伝え方がとにかく大切。
と冒頭でお話しされていました。
冊子にある事例と、松宮氏の実例を用いてお話は進み、「リスクを予見するのも限界はある」とし、予見できるのに関しては前兆があるのが大半とも説明されていました。
*前兆の記録に関しては家族との共有と、施設内周知するのが大切。
*緊急時用の情報シートを作成しておくと、次の機関に繋げられるので、命を守るというスタンスがとにかく大切。
松宮氏の様々な実例と解決案に、参加者の皆様も深く頷きながら、時には「なるほど」とお声が漏れるくらい盛り上がる講義となりました。
🌸参加者の皆さんから🎤<とても良かった>
◆ 思考過程が大切だと言われたことが胸に残りました。リスクマネジメントというのは、起きたことに対して“なぜ”とか改善策とかに重きを置きがちなところをもう一度見直すことを考えます。
◆ 大変分かりやすく、伝えやすい内容でした。
◆ 具体的な回答があり、施設での対応につなげる事ができる。
◆ 独身の人たちが増えていくことになるような世の中保証人のない方をどのようにしていくかヒントをもらえた。
◆ ケアハウスとして入居者に自立性を探求して頂く事で出来ないことは別支援(他サービス)を受けてもらう。何でも職員が受け入れないこと等。
◆ 現施設の状態内容を取り上げた内容を細かく説明していただき、分かりやすく理解しやすく共感出来ました。参加させて頂けて大変良かったです。ありがとうございました。
◆ 改めて、リスクマネジメントについて奥深く考える事ができました。
◆ 一件一件具体的であった。
◆ ケアレスハウスということをもっと前面に掲げて最初の契約の時に早くから説明していきたい。
リスクマネジメントは、経験と相手を想う心が必要ということを再確認できた研修会でした。
今回の研修会ではたくさんの皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。
市老連(^^)!
日 時:令和7年8月20日(水)午後3時~5時
場 所:大阪市立社会福祉センター第3会議室
講 師:ふくろう法律事務所 弁護士 松宮良典氏
参加者:19名