2024年5月28日火曜日

動き出しは本人から研修会・全職種 特養学習会 合同研修会 開催

大堀講師
 

 令和6年5月27日(月)午後1時30分~4時30分まで合同で『動き出しは本人から「待つ」ことが出来たら現場(施設)が変わる!』と題し、㈱Start movement 代表取締役 大堀具視氏をお迎えし、ご登壇いただきました。

動くのは本人、だから人は学習する。
技術は利用者の主体性を奪ってしまう危険がある。「介護技術だけでなく共感・気づきが基本であり大切である」とお話くださいました。また、「できなくなる」のは機能の衰えでなく、「させなくなる」ことによって「やらなくなる」ことになり結果、機能が衰える。できるはずのことに気づき、それをやり続けられるように、私たちが介助の前に「動き出しは本人から」を一番に考えてみてくださいとおっしゃっていました。


また、意思は見えないが「動き出し」は見えるはずである。動画を通して動き出しの例を詳しく教えていただきました。私たちが見ようとしなければ見えているはずの行動や動き出しは見えないものであると話されていました。
沢山の動画の中で気づきの大切さを大堀先生から学びました。

10分休憩の後、昨年、大堀講師による連続研修会に参加下さいました特養なごみ 加藤新一氏に施設で取組んだ事例を発表していただきました。


特養なごみ 加藤氏


















その後は、お近くの席の方同士で今回の講義についての意見交換をしていただき、それぞれ話し合ったことをまとめて発表していただきました。

沢山の方にご参加いただきました。
次回から各学習会も始まります。次回も宜しくお願い致します。市老連(^^)v

大堀講師・市老連研修委員

日 時:令和6年5月27日(月)午後1時30分~4時30分 
場 所:大阪市立社会福祉センター第1会議室
参加者:動き出しは本人から研修会 17名
    特養学習会 ケアマネ17名:生活相談員14名:介護主任22名:栄養士16名
    介護の魅力伝え隊 5名
    研修委員 ふれ愛の館しおん 西田法人事務局長、特養こうのとり 北野施設長
         特養なごみ 福留施設長 
              事務局3名
  

2024年5月17日金曜日

全2回 認知症介護基礎研修会(第1回)

 令和6年5月16日(木)午前10時より 市老連版 第1回「認知症介護基礎研修会」を開催いたしました。


第1回目
認知症の理解:四恩学園 西田和人氏
コミュニケーション:特養 白寿苑 山内恵美氏 
ユマニチュード5つのステップ:地域包括ケア推進事業 三原由紀氏



最初に大阪市認知症介護指導者で四恩学園 事務局長の西田和人氏に「認知症の理解」と題し、ご講義いただきました。認知症の基本的な知識(老化)や老年期の課題(統合と絶望)についてお話されました。また四大認知症疾患の特徴、認知症の中核症状と心理的特徴についても詳しくお話されました。
中核症状を理解することで日常生活に与える影響、心理面への影響に対して対応をしていく。認知症の行動・心理症状の変化の要因を見つけだしケアをしていく。そして支援をしていく上で私たち自身も、いかに心理的に良い状況にいなくてはならないかと、お話されました。




続いて、特別養護老人ホーム 白寿苑 看護担当課長 山内恵美氏から「認知症の人の声を聴くということ」についてご講義いただきました。
最初に「基本的介護の振り返り」「中核症状とBPSDの復習」について午前中の復習を兼ねてお話してくださいました。
またDVDを観て頂き説明していただきました。







最後に地域包括ケア推進事業 課長 三原由紀氏に『ユマニチュード5つのステップ』をご講義いただきました。


『ユマ二チュード』とは?
最期の日まで尊厳をもって暮らし、その生涯を通じて“人間らしい“存在であり続けることを支えるために、ケアを行う人がケアの対象者に『あなたのことを、私は大切に思っています』というメッセージを常に発信する。つまりその人の“人間らしさ“を尊重し続ける状況こそがユマニチュードの状態である『≪ユマニチュード入門≫P005はじめに』より。

グループワークをたくさん取り入れた研修会となりました。



参加者の皆さんからは『認知症の方への対応や、どういう対処をすれば良いのか、すごくわかりやすかった』『基本的な事を学ぶ事ができて、すぐにでも行えることが多かった』などの感想がありました。

長時間の研修でしたが、ご参加いただき、ありがとうございました。
研修会終了後には、参加者の方が会場の後片付けをお手伝いしてくださいました。皆さん、本当にありがとうございました。市老連(^^)/!


研修委員 特養こうのとり 北野施設長


~次回のご案内~
第2回目  令和6年6月7日(金)午前10時~開催 
権利擁護:特養 こうのとり 施設長 北野智傑氏
家族の声:脳科学者 恩蔵絢子氏
認知症ケア:㈱あおいけあ 代表 加藤忠相氏

市老連 研修委員会 特養こうのとり 北野施設長もご参加頂きました。




日 時:令和6年5月16日(木) 午前10時~午後5時10分
場 所:大阪市立社会福祉センター3階 第1会議室
講 師:四恩学園 事務局長 西田和人氏
    白寿苑 看護課長 山内恵美氏
    地域包括ケア推進事業 課長 三原由紀氏
参加者:17名