2021年3月31日水曜日

令和2年度 Zoom防災フォーラム2020 開催

令和3年3月15日(月)午後2時~ 大阪市立社会福祉センター第4会議室と岩手県北上市 株式会社 桜を結んでZoomにて防災フォーラムを開催致しました。

通信状態も良好で、岩手県からは、社会福祉法人光寿会 特別養護老人ホーム光寿苑 苑長 太田宣承氏、株式会社 桜 代表取締役で復元納棺師の笹原留似子氏にご参加いただきました。

第4会議室からはKZ総合防災企画 黒田代表、特別養護老人ホームなごみ 福留施設長、大阪市危機管理室 守屋係長、石飛氏、橋村氏、参加者26人の方たちとで防災フォーラムを開始致しました。

まず、最初に岩手県和賀郡の真宗大谷派仙台教区花巻組碧祥寺住職でもある、太田苑長に『決して忘れない。東日本大震災10年目にして感じること』と題してご講演いただきました。震災直後から現在に至るまで、被災者に寄り添ってこられたたくさんの貴重な経験をお話しくださいました。

その中で「私の中に偏見や差別心はないですか?」~『福島の苦悩』や『被災者の笑顔』から私自身の実相を問う~ で同じ商品が並んであって、一つは国内産、もう一つは福島産、どちらを手に取りますか?と言われてどうしますか?つい差別、偏見、思い込みで福島産を手にしないのでは。ハッとしました。

福島の高校生が伝える『ふくしま食べる通信』という福島の生産者の思いを食材付の情報誌で発信しています。

【参考:https://taberufukushima.tumblr.com/ 

  

次に株式会社 桜 代表取締役、復元納棺師 笹原留似子氏に『多くの旅立ちに立ち会った復元納棺師笹原さんの思い』と題しご講演いただきました。

太田宣承氏と同じく、笹原留似子氏も震災直後から被災地に行かれて、津波や火災で大きな損傷を受けたご遺体を300人(背後10日の赤ちゃんから90歳を越える高齢者まで)を5か月かけてお見送りするとともに安置所において遺族へのグリーフケアを行われました。現在も被災者支援を続けておられます。
その時の経験された貴重なお話をして下さいました。

遺体の復元や納棺のボランティアだけでなく心のケアも請け負うようになったきっかけは?
🌼安置所で、私は小さな遺体を見つけました。見れば小さな子供です。腐敗して変色した顔を復元してあげたら、本当に可愛い顔になるだろうなと。だけどその子は「身元不明者」ですから、技術を持っていても、ご遺族の許可がないと触れることすらできません。何もできないんです。「あの子を戻してあげられなかった」という後悔が、後の安置所での復元ボランティアや現在の心の支援の活動に繋がっています。







最後に福留氏、守屋氏、黒田氏からの質問について太田氏、笹原氏からお答をいただきました。

まだまだいっぱいお話を聞きたかった3時間の研修会でした。参加者のみなさまからのアンケートもたくさんご提出いただきありがとうございました。

来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
市老連(^^)v


開催日:令和3年3月15日(月)午後2時~5時
場 所:岩手県 株式会社 桜 ・大阪市立社会福祉センター 第4会議室
講 師:特別養護老人ホーム光寿苑 苑長 太田宣承氏
    株式会社 桜 代表取締役 復元納棺師 笹原留似子氏
コメンテーター:KZ総合防災企画 黒田代表、特別養護老人ホームなごみ 福留施設長、
        大阪市危機管理室 守屋係長、石飛氏、橋村氏 
参加者:26名   
事務局:2名                   




2021年3月16日火曜日

施設長研修会・施設長会 開催

令和3年3月12日(金)午前10時から、社会福祉法人 晋栄福祉会 理事長 濵田 和則氏を講師にお迎えし2021(令和3)年度 介護報酬改定の概要等について』と題してご講義いただきました。

また同日、午後2時からは施設長会と施設長会が開催されました。

施設長会では、行政事務連絡として、大阪市福祉局 国保広域化担当 安長課長代理から、「重度障がい者医療費助成制度」における住所地特例該当施設の追加についてと併せて、「重度障がい者医療費助成制度」における住所地特例該当施設の追加についての説明がありました。詳細につきましては、既に各施設あてに通知されておられるとのことですので、ご確認お願いいたします。

続いて、AIコンサルタント株式会社 AI営業企画部エリアマネジャー前田 義広氏からは市老連加盟施設 団体保険についてのご案内がありました。

そして、後藤代表理事の挨拶の後、仲谷理事から、全国老施協代議員の投票結果について、令和3-4年度も引き続き、当連盟の理事であられる、特別養護老人ホーム ウェルネスあびこ 上田施設長に決まった報告があり、次年度の市老連会費請求についての説明もしていただきました。後藤代表理事からは、全国情勢・大阪府社協老人施設部会の説明がありました。

施設長研修会では「令和3年度 介護報酬改定の動向について~規程変更など準備しましょう~」と題し(株)シャカリハ 代表取締役 三浦 浩史氏にご講義いただきました。

午前・午後とも大変たくさんの方にご参加いただきました。そして、濱田先生、三浦先生には、それぞれ豊富な資料とともに分かりやすく丁寧にご説明いただきました。本当にありがとうございました。
市老連 (^v^)

研修会】

日 時:令和3年3月12日(金)午前10時~11時30分

研修会:『2021(令和3)年度 介護報酬改定の概要等について』

講 師:社会福祉法人 晋栄福祉会 理事長 濵田 和則氏


【施設長会・研修会

日 時:令和3年3月12日(金)午後2時~4時10分

研修会:「令和3年度 介護報酬改定の動向について~規程変更など準備しましょう~

講 師:(株)シャカリハ 代表取締役 三浦 浩史氏

2021年3月8日月曜日

『ケアニン~あなたでよかった~』オンライン上映会 加藤忠相氏講演会&職員交流会 開催

 2月25日(木)午後2時より、『加藤忠相氏 講演会&職員交流会』をZoomで開催いたしました。

開催に先立ち、参加者には2月18日~24日までの間に、映画『ケアニン~あなたでよかった~』をオンラインで視聴いただきました。

映画『ケアニン~あなたでよかった~』は、『株式会社あおいけあ』の介護施設が舞台となっています。講演会では、『株式会社あおいけあ』の代表取締役 加藤忠相氏のお話を伺いました。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」などでも放送された施設なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、お話からはとても充実した介護施設の日常をうかがい知ることが出来ました。

コロナ禍の自粛ムードがある中、「自粛はするが萎縮はしない」とお話されていたのが印象に残りました。


加藤忠相氏


その後、参加者がグループに分かれ、交流会を行いました。介護の魅力伝え隊がファシリテーターとして入り、映画や講演会の感想を話し合いました。
一つ残念だったのは、交流会の時間が十分ではなかったようで、終了後のアンケートに、時間がもう少し欲しかったという声がチラホラ見受けられました。


職員交流会の参加者


お忙しい中ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
市老連 !(^^)!




日 時:令和3年2月25日(木) 午後2時~4時30分
講 師:株式会社あおいけあ 代表取締役 加藤忠相氏
参加者:18名
伝え隊:7名



デイサービス連絡協議会 施設長・管理者会 研修会開催

 3月2日(火)午後2時より、デイサービス連絡協議会 施設長・管理者会 研修会をZoomで開催いたしました。

デイサービス連絡協議会の松本理事より開会の挨拶をいただき、政田理事より令和2年度事業報告、令和3年度事業計画についてお話しいただきました。


研修会は『コロナ禍に来たる令和3年度介護報酬改定』と題し、㈱シャカリハ 三浦浩史氏にお話いただきました。


三浦浩史氏


事前に盛沢山の内容の資料をいただいておりましたが、その他にもチャットによる資料共有もありました。




終了後の参加者のアンケートからは、介護報酬改定の内容についてまだ分からないことがある中での研修会だったため、完全な疑問の解決には至らなかったものの、来たる介護報酬改定に向けての理解が進み、準備の参考になった様子が伝わりました。

参加者の皆様、ありがとうございました!
市老連 !(^^)!




日 時:令和3年3月2日(火) 午後2時~4時
講 師:株式会社シャカリハ 代表取締役 三浦浩史氏
参加者:36名


2021年3月5日金曜日

Zoom認知症・精神疾患研修会開催

 令和3年3月4日(木)午後2時より『認知症・精神疾患研修会』~認知症の病気を理解することから見えてくる高齢者の精神疾患について~を開催いたしました。昨年度に引き続き、大阪市立弘済院附属病院 精神神経科 部長 河原田 洋次郎氏をお迎えし、ご講義いただきました。

 
河原田洋次郎 先生

最初に高齢者の精神疾患に対しての見極めについて、1つの病気についての経験や知識が増えることにより、なんとなく違いが見えてくる。この、なんとなくを感じていくことが重要なポイントですとお話下さいました。続いて認知症と精神疾患の相違について、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症や前頭側頭型認知症など認知症の特徴や症状、対応策について詳しくご説明いただきました。


後半には、うつ病や妄想性障害などの精神疾患について、実際にあった症例を交えて詳しく
お話くださいました。
それぞれの病気の特徴を知ることで対応策を見つけることができます。また知識を増やすことで他の病気との区別が出来、正しい診断に繋がります。対応については、その人によって異なるため、まずは、その人の情報を丁寧に集め、その人に合う対応の仕方を考えていきましょうとおっしゃっていました。 

講義終了後には参加者の方からの質問にも詳しくお答え頂きました。

参加者の皆さんからは「精神疾患の内容がとても理解できた」「認知症の症状だけでなく、ケアのポイント等もあり、分かりやすく参考になります」「認知症状、うつ症状、又、ストレス因子等について詳しく知る事が出来ました」などの声をいただきました。たくさんの方々にご参加いただき本当にありがとうございました。
市老連(^^)!  

日時:令和3年3月4日(木) 午後2時~午後4
講師:大阪市立弘済院附属病院 精神神経科 部長 河原田 洋次郎 氏
参加:38