2024年5月17日金曜日

全2回 認知症介護基礎研修会(第1回)

 令和6年5月16日(木)午前10時より 市老連版 第1回「認知症介護基礎研修会」を開催いたしました。


第1回目
認知症の理解:四恩学園 西田和人氏
コミュニケーション:特養 白寿苑 山内恵美氏 
ユマニチュード5つのステップ:地域包括ケア推進事業 三原由紀氏



最初に大阪市認知症介護指導者で四恩学園 事務局長の西田和人氏に「認知症の理解」と題し、ご講義いただきました。認知症の基本的な知識(老化)や老年期の課題(統合と絶望)についてお話されました。また四大認知症疾患の特徴、認知症の中核症状と心理的特徴についても詳しくお話されました。
中核症状を理解することで日常生活に与える影響、心理面への影響に対して対応をしていく。認知症の行動・心理症状の変化の要因を見つけだしケアをしていく。そして支援をしていく上で私たち自身も、いかに心理的に良い状況にいなくてはならないかと、お話されました。




続いて、特別養護老人ホーム 白寿苑 看護担当課長 山内恵美氏から「認知症の人の声を聴くということ」についてご講義いただきました。
最初に「基本的介護の振り返り」「中核症状とBPSDの復習」について午前中の復習を兼ねてお話してくださいました。
またDVDを観て頂き説明していただきました。







最後に地域包括ケア推進事業 課長 三原由紀氏に『ユマニチュード5つのステップ』をご講義いただきました。


『ユマ二チュード』とは?
最期の日まで尊厳をもって暮らし、その生涯を通じて“人間らしい“存在であり続けることを支えるために、ケアを行う人がケアの対象者に『あなたのことを、私は大切に思っています』というメッセージを常に発信する。つまりその人の“人間らしさ“を尊重し続ける状況こそがユマニチュードの状態である『≪ユマニチュード入門≫P005はじめに』より。

グループワークをたくさん取り入れた研修会となりました。



参加者の皆さんからは『認知症の方への対応や、どういう対処をすれば良いのか、すごくわかりやすかった』『基本的な事を学ぶ事ができて、すぐにでも行えることが多かった』などの感想がありました。

長時間の研修でしたが、ご参加いただき、ありがとうございました。
研修会終了後には、参加者の方が会場の後片付けをお手伝いしてくださいました。皆さん、本当にありがとうございました。市老連(^^)/!


研修委員 特養こうのとり 北野施設長


~次回のご案内~
第2回目  令和6年6月7日(金)午前10時~開催 
権利擁護:特養 こうのとり 施設長 北野智傑氏
家族の声:脳科学者 恩蔵絢子氏
認知症ケア:㈱あおいけあ 代表 加藤忠相氏

市老連 研修委員会 特養こうのとり 北野施設長もご参加頂きました。




日 時:令和6年5月16日(木) 午前10時~午後5時10分
場 所:大阪市立社会福祉センター3階 第1会議室
講 師:四恩学園 事務局長 西田和人氏
    白寿苑 看護課長 山内恵美氏
    地域包括ケア推進事業 課長 三原由紀氏
参加者:17名