2021年2月10日水曜日

Zoom ポジショニング研修会開催

 令和3年2月8日(月)PM 2:00より、『ポジショニング研修会~プロフェッショナルな介護をめざして!~』を開催いたしました。今年度もリハビリテーションの「モグネット」主宰 理学療法士・言語聴覚士の小椋 脩氏にZoomでご講義頂きました。

最初に介護のチカラについて、お話されました。事例紹介では映像を見ながら詳細に説明してくださいました。退院後、寝たきりになり発声や体位移動が困難であったご利用者様が、ポジショニングによって端座位の姿勢が取れ、発声ができるようになりました。大切なのは〝こうなってほしい″をイメージする。その人「らしさ」を取り戻すこと。介護という仕事はすばらしいものであるとお話されました。映像の最後に、ご利用者様、ご家族様の目標であった『お食事会にも参加する事が出来ましたよ』とおっしゃっておられました。

参加者の方には小椋先生より、ご利用者様をお一人、思い浮かべて、その方の超具体的目標を考えて頂きチャットで答えて頂きました。
「カニを食べに行きたい」「家に帰りたい」「旅行に行きたい」「散歩に出かけたい」など、たくさんのご利用者様の目標があげられました。その目標に向かってポジショニングを考え、感動を与えられる介護を考えてみましょうと話されました。
リモートではありましたが基本的な身体操作をいくつか教えていただきました。運動よりも感覚が大切なこと、動かすのではなく、ご利用者様に感じさせるように伝えていく。

後半には、「介護骨折事故を予防する」をテーマに様々な骨折例について話してくださいました。



また先生から肩こり改善法を教えて頂き実際に行いました。身体が固くなっているところを、ほぐし、ゆるむ(リラックス)のを待つようにと、ポジショニングで大切な立膝ねじりのコツもお話されました。介護しやすく、動ける身体のために高枕、肩ゆるめ、立膝ねじりが大事であると話されました。



参加者の皆さんからは「今回の研修会で学んだ事を仕事に活かしてより良い介護を実践していきたいです」「とても勉強になりました」「学んだ事を実践し感動していきたいです」などの声をいただきました。

小椋先生には、参加者の方からの質問にも丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
市老連(^^)!

日時:令和3年2月8日(月) 午後2時~4時
講師:リハビリテーションの「モグネット」主宰 
   理学療法士・言語聴覚士 小椋 脩氏
参加:36名