第2回特別養護老人ホーム介護主任学習会を開催いたしました。
「喫食につなげる口腔ケア」ケアの統一を目指して②という内容で行われ、今回は事前に
口腔内の映像をご本人やご家族の方に了承のうえ撮影したものを皆さんに見て頂き
問題点や改善点などを話合いました。
拒否があり困っているのは利用者さんです。怖いから
拒否をする、痛いから嫌がる。うまく伝えられないので
叩いたり、口を開けなかったりする。
逆に考えれば原因が分かれば拒否はなくなる?!
「やめて」と言っておられた利用者さんが、口腔内の一つの場所を触った時に「痛い」と言葉が
変わったら、その部分が腫れていたり、化膿していたりの可能性があるかもしれない。他にも
顔の角度などでも上を向くと「怖い」と思うと方は拒否につながる。少しの声かけとゆっくりとし
た対応、工夫で利用者さんが安心さ
れたりする。
勿論、介護職員の方も沢山の工夫を
されていますが、もう一工夫で違った
介護ができる事を発見していただけ
たようです。
<参加者の声>
「口腔ケアを画像にして、第3者として見
た時“しかたない”という思いと“申し訳な
い”という思いがありました。ただどうして
良いか分からず。事例を紹介していただ
き、出来ることがあるなと思えて良かった
です」
「普段と違う視点でのケアを考えれらるよう
になった。スタッフ間ではまず出来ない視点だった」
などの意見をいただきました。
その他にも、食事!ただ食べるのではなく「楽しく美味しく食べていただく」一番初めに
その方の好きな物から食べて口の動きを良くし、たくさん食べていただけるよう
工夫したり、コップも利用者さんが昔から使っている物にこだわるのではなく、より使いや
すいものに変えるのも良いそうです。水分の量によって小さいものにしたり、その人の
体調の変化に合わせることも大切です。
「施設に帰り実践しやすくなった」と書いていただいた参加者さんもいらっしゃいました。
今回の学習会でヒントになったことを少しでも実践していただければ嬉しいです。
市老連 v(^-^)v
日時:平成26年9月8日(月)
時間:PM2時~4時
講師:京都まちづくり口元気塾 塾長 金子 みどり氏
参加:21名