2018年7月5日木曜日

ユニットケア研修会 開催

7月4日(水)午後2:00より、大阪市立社会福祉センター第1会議室にて「ユニットケア研修会【基本編】」を開催いたしました。講師には、八尾市の特別養護老人ホーム 高秀苑 施設長 田中 智子氏、相談員 森川 信宏氏にお越しいただきました。


田中施設長
最初に田中施設長より、ユニットケアの基本についてご講義いただきました。これまでの老人ホームの歴史や世の中の変遷から、ユニットケアが誕生した経緯や、ユニットケアの視点、必要な仕組みづくりについてお話くださいました。ユニットケアには「これがユニットケアだ!」と決まった方法はなく、ご利用者様個人がそれぞれの暮らしを続けていくための支援であるとのご講義でした。

森川相談員



次に相談員の森川氏より、さらに詳しくご説明をいただきました。






ユニットケアとは全室個室のケアを言うのではなく、ご利用者様お一人お一人がこれまで生活してこられた習慣や好みを尊重し、その暮らしを継続できるようにケアすることであり、本当の意味でのユニットケアを実現するためには、①ハード(環境)②ソフト(ケア・サポート)③システム(仕組み)④少人数ケア体制を作る 4つのポイントがあることをお話いただきました。高秀苑で実践されている取り組みを交えながら、4つのポイントを詳細に解説していただきました。

大切なことは、個別ケアとは特別な一日を提供するという狭い意味ではなく、「毎日続く日々の暮らしを入居者本位に合わせて支援する」ということであるという言葉が印象的でした。

今回の研修の学びを自施設のユニットケアの取組みに活かしていただければと思います。
市老連(^^)!

日 時:平成30年7月4日(水)午後2時~4時
場 所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講 師:特別養護老人ホーム 高秀苑 施設長 田中 智子氏
                  相談員 森川 信宏氏
参加者:69名