12月17日(月)PM 2:00より、大阪市立社会福祉センター第1会議室にて『口腔ケア研修会【基礎編】』を開催いたしました。講師には(公社)兵庫県歯科衛生士会 歯科衛生士 髙木 史恵先生にご登壇頂きました。
前半では認知症の基本的な理解と喫食についてご講義いただきました。認知症の喫食支援では、様々なテクニックを用い、嗅覚や味覚などの五感を刺激することで、食行動(食欲)を促し、咀嚼嚥下とつなげていきます。認知症の方ご自身も食べやすく、また介護者も介助しやすくなるそうです。ペースト食を食べておられたご利用者様が口腔ケアを施すことによって軟菜食から普通食へ移行していかれる事例を映像を交えながら解説をしていただきました。
後半では、口腔ケア支援のポイントをご講義いただきました。参加者の皆さんにエステグローブや不織布を使用した口腔ケアを実習していただきました。
今回の研修会では、たくさんの事例を映像で見せて頂きました。口腔ケアをすることで認知症高齢者の残存している機能を最大限に活かし、食べる機能を廃用させないことが重要です。最期まで口から美味しく食べることをあきらめてはいけないとのお話でした。
最後に先生がご両親を介護されている実体験をお話しいただき、大変貴重な研修会となりました。ご参加くださいました皆さん、髙木先生、ありがとうございました。
市老連(^^)!
日時:平成30年12月17日(月) 午後2時~5時
場所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:(公社)兵庫県歯科衛生士会 歯科衛生士
髙木 史恵氏
参加:28名