令和5年9月1日(金) 午後2時~4時、認知症ケア研修会『脳科学者と認知症の母からのメッセージ』を開催いたしました。
研修会では、現在、金城学院大学、早稲田大学、日本女子大学で非常勤講師をされている脳科学者の恩蔵絢子氏にお話をしていただきました。
恩蔵講師 |
人間の脳について、またご自身のお母さまが認知症になられたことにまつわる経験談など、幅広く分かりやすくお話してくださいました。
健康な人は言葉に重きを置いているが、言葉で言えることだけを見ることは本質を見逃すことになる。
認知症の人は今日した経験を最後に言葉にすることが出来ないだけで脳には残っているというお話にはハッとさせられました。
最後の質疑応答の時間は20分間と少し長めだったのですが、参加者の方から仕事を通して思うことや認知症の家族のことなど、たくさんの質問があり、それに対して一つ一つお答えしてくださいました。
終了後の参加者のアンケートでは『もっと専門的な小難しい話をされると思っていたが、本来とても難しい話を私が解るように、分かりやすくかみ砕いて丁寧に話をしていただけた』『脳科学の視点から、自身の経験も加えて根拠ある話がとても引き込まれました』などの感想がありました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。市老連 !(^^)!
日時:令和5年9月1日(金) 午後2時~4時
場所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:脳科学者 恩蔵絢子 氏
参加:38名