2015年9月8日火曜日

災害時相互応援協定 第3回生野区実働訓練開催

 平成27年9月4日(金)特別養護老人ホームインパレスみのり苑にて、災害時相互応援協定 生野区『実働訓練』を開催いたしました。

7月に行われた『図上訓練』の想定を基に、今回はインパレスみのり苑を会場としてお借りし、実際の動く訓練を行いました。最初に講師の㈱イオタ 村上氏より訓練のポイントの説明がありました。

午前4時に近隣の火災によってグループホームが被害を受け、利用者様が被災したという想定から始まりました。インパレスみのり苑にグループ対策本部を設置し、グループ長により招致された各施設の担当者が集合、会議を行いました。会議では地図を使って被災した15名の利用者様の各施設への割り振りや支援物資の調達などを話し合いました。ここでは、「利用者様の性別や関係性を考慮しながら振り分けをした方が良い。」「一人を受け入れるより複数の方が利用者様が安心される。」「愛着のあるふだん着ている衣服を持ってきて欲しい。」などの意見が出ていました。

次の場面ではインパレスみのり苑が6名をの被災者を受け入れる施設としての動きを行いました。簡易ベットの配置はどうするのか?プライバシーを配慮し、意見を出し合いながら、レイアウトを考えていきました。
実際に被災者役の6名を迎え入れ、安全の確認や接待の仕方を行ってみました。

最後に今回の実働訓練を振り返り、課題について話し合いました。「被災した直後、被災者が施設に受け入れられるまでの時間をどうするのか?」「自施設は被災者を受け入れることはできない施設であるが、どういう形で支援ができるか考えていきたい。」
「今後も継続して続けていきたい。」などを発表してくださいました。

    
今回の実働訓練ではたくさんの課題がみえてきました。次回の振り返り検討会につなげていきたいと思います。インパレスみのり苑の藤田課長にはグループ対策本部のグループ長を引き受けてくださり、事前の打ち合わせにも参加して頂きました。本当にありがとうございました。
会場の準備をしていただいたみのり苑の皆様に感謝申し上げます。
また、たくさんの行政担当者に皆様もご参加くださいました。ありがとうございました。
市老連 v(^-^)v


場所:インパレスみのり苑
日時:平成27年9月4日(金) PM2:00~PM5:00
講師:株式会社 イオタ 村上 博氏
参加者:16名