2015年9月29日火曜日

災害時相互応援協定 第3回東淀川区実働訓練開催

 平成27年9月25日(金)特別養護老人ホーム ジュネスにて、災害時相互応援協定 東淀川区『実働訓練』を開催いたしました。

7月に行われた『図上訓練』の想定を基に、今回はジュネスを会場としてお借りし、実際に動く訓練を行いました。最初に講師の㈱イオタ 村上氏より訓練の進め方についての説明がありました。

前日からの大雨により、区内で多数の床下浸水が発生し、各所で道路が冠水、交通が規制された状況の下、区内にある特別養護老人ホームとデイサービスの1階が床上20cmまで、浸水、エレベータ―が停止しており、その施設から応援要請をうけたという想定で訓練が開始されました。

まず、グループ長がグループ対策本部を設置し、そこで被災施設からの受け入れ人数や送迎車の振り分けその他必要と考えられる支援物資について話し合われました。
「水が引いた後の清掃や消毒の用具が欲しい。」「電気発動機が必要。」などの意見が出ていました。



次に被災した利用者の受け入れを想定し、プライバシーを考えながらベットを実際に配置してみました。また被災者役になった方々を迎え、受け入れ側と送り出し側の申し送りや、接待を行いました。
「家族への連絡は誰がするのか?」「服薬の情報が欲しい。」といった声が出ていました。

終了後、参加者の皆さんで今回の訓練の振り返りを行いました。「今後も継続した訓練が必要である。」「日頃から受け入れ施設になる場合も考え、ベッドをどこに配置するか、支援物資の点検は出来ているかなどを考えていかなければならない。」などを発表してくださいました。

最後に村上講師からポリタンクを使って出来る簡易なボート(筏)の作り方を教えていただきました。施設にある長机やロープ、ビニールシートを使用し参加者の皆さんと作ってみました。約5分ほどで出来上がり、大人であれば2名、その他物品なども運べるそうです。

今回の実働訓練は、先日茨城県で起きた大規模水害の後ということもあり、皆さんが熱心に訓練を行っていただき、水害に対する意識の高さを感じました。
    
ジュネスの政田施設長にはグループ対策本部のグループ長を引き受けてくださり、事前の打ち合わせにも参加して頂きました。本当にありがとうございました。
会場の準備をしていただいたジュネスの皆様に感謝申し上げます。
また、たくさんの行政担当者の皆様もご参加くださいました。ありがとうございました。
市老連 v(^-^)v


場所:特別養護老人ホーム ジュネス
日時:平成27年9月25日(金) PM2:00~PM5:00
講師:株式会社 イオタ 村上 博氏
参加者:21名