はじめに、コミュニケーションの基本である傾聴姿勢について学びました。傾聴の【あ・い・う・え・お】とは、あいづち・うなずき・おどろき(心)と、お話されました。
次に、1.介護のリスクマネジメントの基礎知識、2.事故防止の基本活動、3.効果の上がるヒヤリハット活動、4.事故発生時の対応、5.クレーム対応と項目に沿って、ご講義いただきました。それらの学びを踏まえたうえで、特養のクレームの対応事例を参加者の皆さんご自身に検討していただくグループワークを行いました。
事故対応とクレーム対応は同時進行し、問題解決と再発防止の二段階構えとしてとらえ、まずは今、困っていることである問題解決を優先しましょうと、お話されました。
最後に、施設の中で、ご利用者様に事故のない安全な暮らしをしていただくためにはリスクと一緒に事故防止対策をご家族様にお伝えするとともに、ご家族様にも協力をしていただくことが重要であるとのお話しをしてくださいました。
参加者からは「段階を追っていて、とても分かりやすかった。」「基礎を見つめ直す良い機会になりました。」「すごく勉強になりました。」などの感想をいただきました。
各施設でのリスクマネジメントの取組みに活かしていただければと思います。
市老連(^^)!
日 時:令和元年7月2日(火)午後2時~5時
場 所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講 師:株式会社 R・A・C 代表取締役 谷田 寿実氏
参加者:53名