2023年3月17日金曜日

『認知症・精神疾患研修会』開催

 令和5年3月15()午後2時より『高齢者の精神疾患~認知症の病気を理解することから見えてくる高齢者の精神疾患について~』研修会を開催いたしました。今年度はコロナも少し落ち着きましたので集合形式にて開催しました。講師には大阪市立弘済院附属病院 認知症疾患医療センター 精神神経科 河原田洋次郎氏に、今年度もご登壇いただきました。


河原田先生






最初に高齢化の推移と将来推計についてお話いただきました。今後高齢者人口が増加する中で65歳以上の有病率など社会背景から、高齢者になって発症しやすい精神疾患について、一般的なことから専門的なことまで、詳しくお話しいただきました。

精神科疾患とは
◎脳の機能的な障害や器質的な問題によって生じる疾患の総称。
◎遺伝子要因とストレス・身体疾患などの環境要因が複雑に関与して発症する→生涯を通じて5人に1人がかかるといわれている。

 

見極めが難しいとされている、認知症と精神科疾患の相違についてアルツハイマー型認知症、レビー小体認知症についても詳しく例を挙げて説明してくださいました。また、うつ病や、妄想性障害、高齢者とアルコールについてもお話され、内容の濃い研修会となりました。

今回の研修会で学びになったことを施設での介護に活かしていただければと思います。
河原田先生、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。市老連 !(^^)!

日 時:令和5年3月15() 午後2時~4
講 師:大阪市立弘済院附属病院 認知症疾患医療センター 
    精神神経科 河原田洋次郎 氏
参加者:28名