7月9日(木)PM 2:00より、大阪市立社会福祉センター第1会議室にて、看護師学習会を開催いたしました。第2回目の今回は京都まちづくり口元気塾 塾長 金子みどり先生をお迎えし、『食支援に対する看護師の医療的リスク管理~事例を通して~』と題しご講義いただきました。
たくさんの事例の影像を見ながら咀嚼・嚥下のメカニズムや口腔ケアからの喫食支援などを詳しく解説してしていただきました。
実技ではグループに分かれ、お互いにオレオを食べる様子やうがいの仕方を観察し、グループで話し合ってもらいました。健康な人であってもひとりひとり食べ方(咀嚼の仕方や、嚥下)が違うこと、一口量もそれぞれであることを再認識されていました。
また、頚部聴診器を使って、水を飲んだ時の嚥下音を参加者の皆さんに実際に聞いてもらいました。実際に音を聞くことで嚥下が確認でき、施設にも欲しいとおっしゃられている方もいらっしゃいました。
《参加者の皆さんの声》
「何となく感じていたことが言語的に説明され、とてもわかりやすかった。介護職への説明に使いたいと思います。」「影像や実技で嚥下状態の観察の視点が広がった。」
最後にコーディネーターの山内先生からお話をいただきました。
学習会後の金子先生、山内先生を囲んだ懇親会でも皆さん積極的に質問や意見交換をされていました。
今回は、喫食の支援における医療職としての役割、他職種との協働の重要性などを教えていただきましたが、皆さん本当に熱心に学ばれており、関心の高さがうかがえる学習会でした。次回以降の学習会もよろしくお願いいたします。市老連 v(^-^)v
日時:平成27年7月9日(木)午後2時から4時
場所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:京都まちづくり口元気塾 金子 みどり氏
特別養護老人ホーム 白寿苑 山内 恵美氏
参加者:15名