2022年3月30日水曜日

令和3年度 認知症・精神疾患②研修会 開催

令和4年3月14日(月)午後2:00より、Zoom「認知症・精神疾患研修会②」~精神疾患のケアの学びを実践に繋げる~を開催いたしました。講師には社会福祉法人白寿会 相談支援課 包括支援担当係長 佐伯香織氏にご登壇いただきました。

佐伯 香織氏

事前に講師への質問事項を募りましたので、その内容を基に資料を作成してくださいました。はじめに私たちが良く出会う精神疾患(精神障害)①統合失調症②気分障害(うつ病)③依存症(アルコール・薬物(後遺症含む)など)④パーソナリティ障がい⑤認知症について、順に詳しくお話して頂きました。



①統合失調症…認知症にみられるような記憶の混乱、見当識の障害は少ない。
統合失調症とは、やや内容が非現実的、まとまりに欠けていることが多いとおっしゃっていました。
また、統合失調症とよく似た妄想性障害(遅発性パラフレニー)は40代~高齢で発症しやすく、うつや認知症との鑑別診断が難しいそうです。妄想性障害については妄想の対象が現実世界、対象が限定であり広がりがないそうです。

②気分障害(うつ病)については、身体疾患が原因の症状もあるため、体に異常がないかを診てもらう必要があるそうです(主に甲状腺系の疾患、免疫系など)

③割愛

④パーソナリティ障がいについても事例を挙げてお話してくださいました。

精神疾患(障がい)を生み出すもの~生きづらさと その背景~
精神疾患、障がいを知るには、その方の過去にあった、つらかった事、苦しかった事などを知り、その人を理解し、その人らしさを一緒に見つけていけるような働き掛けをしていきましょう。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございます。
ぜひ本日の学びを施設で活かしていただければと思います。
市老連 !(^^)!

日 時:令和4年3月14日(月)午後2時~4時
場 所:大阪市老人福祉施設連盟・各自施設からZoom
講 師:社会福祉法人白寿会 相談支援課 包括支援担当係長 佐伯香織氏
参加者:24名