令和4年2月7日(月)午後2時から、大阪市立社会福祉センター 第1会議室にて「HIV/エイズ・高齢者結核研修会」を開催いたしました。
白阪 先生 |
昨年はコロナ禍の為、開催が中止となりました。今年は第6波の中ではありましたがZoomにて開催する事が出来ました。最初にHIV/AIDS先端医療開発センター医師の白阪 琢磨氏より『HIV感染症の治療の現状と連携について』と題しまして、治療の進歩に伴うエイズの新しい常識、HIV感染症/エイズの基礎知識についてお話して頂きました。HIV感染症の治療は大きく進歩している。「いまHIVでは死にません」「いまHIVは、うつりません」とエイズの新しい常識を詳しくご講義いただきました。
続いてHIV/AIDS先端医療開発センター HIVコーディネーターナースの東 政美氏からは『HIV/AIDS患者への支援の実際』について、HIV/AIDS患者への支援の在り方を日常ケアのケースを例にあげて、お話しがありました。より良い支援の為にHIV感染症について正しい知識が大切であるとおっしゃってました。
後半では大阪市保健所 感染症対策課 保健師 富原 亜希子氏より『大阪市のHIV/エイズの現状と対策ついて』説明がありました。HIV陽性者の理解を深め、相談、受け入れの際に施設での支援の準備が必要であるとおっしゃっていました。続いて大阪市保健所 感染症対策課 保健師 米田 佳美氏から「高齢者結核の特徴について」ご講義いただきました。
結核は過去の病気ではなく、免疫機能が低下する高齢者においては増加傾向にあるそうです。高齢者施設においては定期的なエックス線検査や早期の受診が周囲への感染を防ぐ大切なことであるとのお話しでした。
今回の研修では、感染症や病気に対して、過去のイメージに捉われず、最新の正確な知識を得て、理解を深めることが重要であると感じました。再認識して頂けたのではないでしょうか。自施設での知識共有に役立てて頂ければと思います。市老連(^^)!
会場:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:大阪市保健所 感染症対策課 富原 亜希子氏
米田 佳美氏
国立病院機構大阪医療センター 医師 白阪 琢磨氏
看護師 東 政美氏
参加:8名