2019年10月15日火曜日

『HIV/エイズ・高齢者結核研修会』開催

10月11日(金)午後2時から、大阪市立社会福祉センター 第1会議室にて「HIV/エイズ・高齢者結核研修会」を開催いたしました。
櫻井氏
前半では大阪市保健所 感染症対策課 保健師 櫻井 理恵氏より、HIV感染者の社会生活上の課題について説明がありました。HIV陽性者の理解を深め、相談、受け入れの際に施設での支援の準備が必要であり、又、保険・医療・福祉の連携強化を活用して頂きたいとおっしゃっていました


白阪氏

引き続き、HIV/AIDS先端医療開発センター医師の白阪 琢磨氏より、HIV感染症の治療は大きく進歩している。「いまHIVでは死にません」「いまHIVは うつりません」とエイズの新しい常識を詳しくご講義いただきました。







東氏





HIV/AIDS先端医療開発センター HIVコーディネーターナースの東 政美氏からはHIV/AIDS患者への支援の在り方を日常ケアのケースを例にあげて、お話しがありました。
 




後半には、大阪市保健所 感染症対策課 保健師 米田 佳美氏から「高齢者結核の問題と集団感染対策」についてご講義いただきました。

米田氏
結核は過去の病気ではなく、免疫機能が低下する高齢者においては増加傾向にあるそうです。高齢者施設においては定期的なエックス線検査や早期の受診が周囲への感染を防ぐ大切なことであるとのお話しでした。

今回の研修では、感染症や病気に対して、過去のイメージに捉われず、最新の正確な知識を得て、理解を深めることが重要であると感じました。自施設での知識共有に役立てて頂ければと思います。市老連(^^)!

日時:令和元年10月11日(金) 午後2時~4時
会場:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:大阪市保健所 感染症対策課    櫻井 理恵氏 
                                   米田 佳美氏
     国立病院機構大阪医療センター    医師 白阪 琢磨氏 
                                    看護師 東   政美氏             
参加:26名